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Posted by ミリタリーブログ at

2013年12月31日

連載 3Dプリンタ その5 祝 完成

3Dプリンターシリーズ、いよいよ完成となりました。



数社から見積もり取ったら、もう値段はピンきりです。
機械も違う、材料も違う、出来(積層ピッチ)もちがう。その中から、
用途と精度が満たせる出力会社さんを選びました。

思ってたよりもお値段高めでした。

お願いした会社さんはデータチェックをしてくれます。で、送ったデータが
エラーいっぱい出ていたようで・・・ご迷惑おかけしました。
オーダーからすぐにチェックしてくれて、対応が丁寧でした。
またここにお願いしようと思っています。

黄色いのがエラー部分。角に極小フィレット(R形状:丸まった形状です)をつけたのが
原因かと。また、stlファイル(CADデータの書式です)に変換する際の精度設定が
雑になってたのも一因。ここを直して再入稿しました。

オーダーから2週間との事でしたが、前倒しで思ったより早く届きました。

届いた姿がコレ。


最近のオリンピックスタジアムみたいですね。
格子状のところ、サポート材といわれる部分がつきます。本来の形状が造形時に崩れてしまわないように
つけられる部分です。通常は造型機が勝手に計算してつけちゃいます。
機種によってはサポート材が別な材料(後でサポート材だけ水やお湯、薬剤で溶ける)で出来るものもありますが、
今回お願いしたところのは、本体と同じ材料で出来ています。
これを手作業でプチプチ剥がしていきます。

自分、生理的になんかこのサポート材の細いのが無数に並んでる姿が苦手で、小さい枝をカッターで
プチプチプチ・・・とやっていく感覚に背中が寒くなりながら、涙目で進めました(俺ってばおかしいのか!?)。

出来は積層なのに以外や綺麗でした。それでも積層段差が目立つので、やはり耐水ペーパーでの
仕上げは必須です。240番から2000番へと進めるだけで、ちょいと大変でした。
とはいえ。10年位前に私の会社にも初期の樹脂造形(光硬化)があったので、そのときの荒い面を
予想していたのですが、この細かさ。技術の進歩には驚かされます。
材料もABSライクで、しっかり剛性がありそうです。


サーフェイサーを塗布してから、クレオスの16番、濃緑色で色を塗りました。

実物よりも少し濃い目の緑ですが、雰囲気はバッチリです。にしても、塗装は大変(笑)。

中もこの通り。

問題なく通話が出来ます。

蓋が少し緩いのと、ストッパーがガタになっているのが要改善ですね。色塗りもしづらい箇所が
あるので、ここはさらに別部品化すべきかと思いました。次回作に反映します。
アンテナは予想以上に強度がありそうです。ここは取り外せるので、破損したら再度部品を
作れば復活できます。







さて、年内は無理か!?と思っていたPRR、本当にギリギリで年内完成です。
1月3日の「撃ち初め」でフィールドデビューです。  

Posted by ムラカミ at 19:54Comments(10)3D プリンタ

2013年10月04日

連載 3Dプリンタでアレなアレを作ってみよう その2

さて、2日目。H4855 PRR製作の続きです。

本日は40分の作業、3Dデータの外観の仕上げ、コネクタ側を製作。
外観はほぼ完成しました。
データ品質も異常なし。




こちらはモデルとなった実物PRR




データは本体と裏蓋、コネクタ部の3ピース仕様です。
実物と比べて、ツマミがまだブサイクですね。後で直してみます。



あとは内装です。自由に形状が作れますので、Z-TACTICALのNEXUSなどの
市販のPTTがピッタリ入って、ズレなく固定することも可能なはずです。
CADデザインの腕次第ですが・・・

(Z-TACTICAL NEXUS) http://www.new-ztactical.com/prodshow.php?id=4
これをバラして(ハウジングの内装をコピーして)内蔵、BOWMANヘッドセットを装着すればバッチリです♪


ミリブロっていうよりも、日刊工業新聞みたいな内容になってきました。
続きを進めたいところですが、本業が忙しくなってきたので、製作は少しお休みです。

続く~  

Posted by ムラカミ at 23:12Comments(6)3D プリンタ

2013年10月03日

連載 3Dプリンタでアレなアレを作ってみよう その1

今話題の3Dプリンターです。3Dデータがあれば、何でも作れちゃいますね。

アメリカでは実銃を出力して作っちゃったりしてますね。
撃ってるさなかに吹っ飛んだりしないんだろうか・・・(報道では「大丈夫」的な説明をしていましたが)。


てことは、エアガンだったり装備品だったり、いけるんじゃね!?


3Dデータを作ってしまえば、便利な『3D出力サービス』なる出力屋さんがありまして、
そちらで立体化ができるんです。
材料もABSライクとか高強度樹脂とか、ゴムとかいろいろあります。

ちょうど、仲間内で
「PRR(ラジオ)、すげー欲し~!! でも本物手に入らんし、海外レジャートランシーバー帯使う
 レプリカは使うと違法だしけっこう高いし。なんとかしてくださいよォーーーーー!」
なんて話が。趣味の範囲で、自分と仲間内のだけだったら、何とかなるんじゃないの???

じゃあ、それ作っちゃおうか! よーし、パパ頑張っちゃうぞー!


早速、自宅の3D CADでサクサクッと、今日のモデリングは2時間程度。ここまでです。




たまたま実物が手元にあったので、採寸しながら今日のところは本体部分を。

採寸は最新鋭の非接触高解像3Dスキャナーで!! 寸分違わずに。
・・・嘘です、ノギスとサシで手測で、「だいたいこんなモンでしょ」って感じで。


細かいフィレットと溝の組み合わせで、いろんなパーツが組みあがってる感を出しているところなんか、自画自賛です。
まあ、どうせ造形の積層ピッチ段差で全部潰れてしまうのですが(泣


明日以降、コネクター周辺へと移ります。が、本業が忙しすぎて、はたしてこんな事やる時間があるのか!?

とはいえ。

これが上手く作れたら、RACAL COUGARやモトローラやEF JOHNSON、プリックなんてのも。ムフフフフ
流石に造形サイズと値段の問題で、エアガン(長物)のフルスクラッチは無理かな? なんて。
・・・こういうのを取らぬ狸のナントカって言うんですよね。まずはPRRをしっかり作りましょう。




無線作るんだから、実際に☆使いたいよね!
レプリカのPRC148みたいにicomが入らないかな、って狙ってたのですが
PRR自体が小さいので、さすがの4300も入りそうにありません。



さて。


まずはガワを作ってから、何かギミックを考えてみます。PTTのみ内蔵かな。  

Posted by ムラカミ at 23:32Comments(2)3D プリンタ