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Posted by ミリタリーブログ at

2016年12月23日

9mmカービンにSUREFIREを

オールドスクールな9mmカービンにはオールドスクールなSUREFIREを。


って捜してみましたよ、SUREFIREの古いの。
SUREFIREのM620? M951?
いやいや、レイルの無い9mmカービンにはもっと古いやつね、L60ランプモジュール。
AR15系の専用マウントで載せるやつ。

そう思って捜したら、もはやショップじゃどこでも売ってねぇの。
ヤフオクとかebayとか捜したら、クラシックとかいって、いい値段ついてました。
それだけ弾数が無くなってるんでしょうね。
ついこないだまで投げ売りしてたんだけどもねぇ・・・。

そんな中で、ebayイギリスでL60+U05が£94の即決があったので、ポチッとな。
で、届いてビックリ。未使用未開封の新品でした。





このベゼルですよ、オールドスクールです!
どうですか、このサイズ感。L60。
LED、何それ? キセノンバルブですよ。数十時間で寿命が切れちゃう事に、
もはやロマンすら感じちゃいます。
マウントはSUREFIREのM25。こればかりはどこ捜しても
無かったのですが、なぜか日本のヤフオクに一点出てました。
ラッキー♩

最近の小さくて眩しいライトも素敵ですが、無骨なオールドスクールには
痺れるようなかっこよさがありますね。









マウントは、この様にフロントサイトポストを挟み込んで固定します。
ライト本体とマウントは、ほどほどのの重さ。装着すると
重心がフロント気味になるものの、意外と取り回しやすいです。


90年代〜00年代初期、といった感じでしょうか。
DEAとかマーシャルの当時の装備とか似合いそう。
いまだにアメリカの予算の厳しい市警察とか、南米の警察とかで使っていそうな感じですね。



説明書に家系図が載ってました。



今回、久々にキセノンバルブを点けてみて、改めて最近のハンドライトってすげーな、って感じました。


今のライト、安くなって小さくて明るい。しかもバルブの寿命が飛躍的に向上。
最近は安価なレプリカだって十分明るいですからね。

それに比べてこのライト、幸せになれるくらいに非力な明るさ。キセノンの赤みのある光で
ぼや〜っと(とはいえ明るいです)点ります。公称65ルーメン。
いや、昔はこれで「スゲー‼︎」ってなったんですよ。マジで。


こちらが今回のSUREFIRE。P60キセノンバルブです。
もちろん、直視出来ないくらいの明るさはあります。
6Pだと、もっと明るいけども寿命が短くなるP61バルブってのもありました。


比較で最近のライト。こちらはStreamlightのPro tec HL。600ルーメン。


当たり前ですが、当時はキセノン球が世界中のミリタリーやLEの世界で使われてたんですよ。
それが、LEDになって500ルーメンだ、830ルーメンだ、とかが当たり前の時代になったら
キセノンの明かりがなんとも可愛くすら感じます。

日進月歩とはいえ、慣れとは怖いものです。



そしたらね・・・
なんとSUREFIREの6P規格を1000ルーメンにしちゃう
あと載せのLEDバルブ、なんてのが出てるみたいです。
しかも800円くらい!
もちろんSUREFIRE純正ではなく、サードパーティ製(という言葉が適切かどうかの中国製)。
耐久性が気になる。


凄い時代になりました・・・
ご自宅で寝ているオールドスクールが復活する、かも
  

Posted by ムラカミ at 23:06Comments(0)エアガン装備小物

2016年12月04日

(今さらながら)COLT 9mm CARBIN M635

最近、クラシカルな装備に興味が移り気味なムラカミです。
ずっと気になってたModel 635、コルト9mmカービン。G&Pの電動ガン(GP293)を
手に入れました。



M635。かつて、1989年暮れのアメリカのパナマ侵攻の折に、米海兵隊艦隊付保安チームFASTがこの銃を手にしていました。
おそらく世の中に流れた、たった一枚であろう白黒の粗い写真には、ウッドランドを着て、レッグホルスター、レッグマグポーチをつけた
隊員の姿が。
坊主頭の中学生だった私は本屋さんで立ち読み中、雑誌から飛び込んできた姿に大きな衝撃を受けました。あれはたしかコンバット
マガジンだったかな。M635の細いマガジン。レッグギア自体もまだ一般的ではなかった時代。初めて9mmカービンとレッグホルスター
なるものを知った瞬間でした。


その後、アメリカの自治体警察の特殊部隊とか、DEAやUS MARSHALなんかでの使用例を雑誌やニュースなどで目にする事になります。特に90年代のDEAでは
よく見かけました。DEA CLET(麻薬精製所取締チーム 重武装の部隊です)ではハンドガードを長くしてサプレッサーを仕込んだものや、
さらに短くしたものも使用していました。


さて、時は先の話にもどって1990年代初頭。
長物はエアタン全盛の時代。先のパナマの写真からしばらくして、「パナマカービン」と銘打ってJAC(フロントライン)から100丁限定でM635が発売されました。
しかし、中学生の私には買えるはずもなく、指をくわえて見ているほかありません。
その製品は、ちゃんとフォアードアシストノブがなく、カートリフレクターも再現されたもの。¥39800だったかな、通常製品よりも高い設定ながら、
どうやら瞬殺だったようです。
その後、味をしめた(?)JACは廉価版の9mmカービンも出しますが、こちらは既存のM16系に手を加えただけの手抜き造形の品。
フォアードアシストノブがついてる、リフレクターなし。さらにバリ展で14.5inバレルも出してましたが、民間のAR15に9mmキットをコンバージョンしたような姿に
萎えたのを覚えています。そうこうしているうちにJACがエアガンから撤退。マルイの電動ガンが全盛になったのちも9mmカービンが電動ガンとして
出ることもなく、結局、しばらくの間はトイガンのM635に巡り合うことがありませんでした。


さらには実銃の世界もMP5に押されて段々と見かけなくなっていきます。
しかも、ミリタリーの世界(主に特殊部隊)では90年代前半から、LEでは95、6年頃から9mmパワー不足論が
席巻し、特に米国では2001年の9.11以降は決定的にM4に取って代わられ、もはやM635は影の薄い、過去の存在となってしまいます。


00年代にG&P(本体とパーツ)、STAR(マガジンのコンバージョンキット)などが出ますが、そのころには9mmカービンへの
興味も失っていました。


時代は流れて2013年。ボストンテロの際に、応援に駆り出されたとおぼしきDSS(外交保安局)のエージェントがまさかのM635を
手にしていました。そういうのを目にすると欲しくなるもの。そういやG&Pがいつだったか電動ガン出してたな、と思い
探したものの、すでに市場には無く(G&Pがリリースしたのが2004年頃だったかな? すでに結構経っていました)、あのとき買って
おけば・・・の後悔の日々。


それが、ご縁あって手にすることが出来ました。 また再生産したのかな? それとも市場在庫の残り?
とにかく、今さらながらコルト9mmカービンです。

おっさんの心のミッシングパーツ、といった感じです。



レール? ダットサイト? ンなモン知んね。 キャリングハンドル? 取り外せるわけねぇじゃん、何言ってんの!?
・・・的な、漢気あふれるスタイル。リアサイトはA1世代。




カートリフレクターがあり、そのぶんカバーをカット。フォアードアシストノブはありません。マガジンのアダプターを
仕込むため、3か所にピン穴が開いています。この細いマガジン! これぞM635! 美しいじゃありませんか! 
マガジンは、少しばかり強く押し込まないと入らない。スレたらスムーズになるかな。

で! で、だ! ポートカバーが閉まらないのでよくよく見たら部品自体が干渉するので、どう頑張っても閉まらない構造になっています。
何で!? どうしたG&P! マルイあたりのカバーを切断したものに変えたら閉まりそうな気もしますが・・・




マガジンはマルイのUZIを模したのでしょうか、コルトのそれとは少し見た目が違いますが、まぁこんなもんでしょう。
マガジンリップから奥にはアダプターが入っています。


実物はガスチューブがなかったはずですが、これはご愛敬の内かと・・・ そのうち抜いちゃいます。


ストックは3段階! そうです、もともとM16系は3段階だったのです。M4に慣れすぎていて忘れてたポイント。軽く感動!


ハイダーはM16A1のバードゲイジ。


で、バッテリーを入れようとしたら、なんと!! バッテリーコードが無い!!!
説明書らしき物も一切無く軽くパニック!! あれ、俺ちゃんと電動ガン買ったよね? ・・・うん、モーター入ってるよ。
で、ハッとして・・・




あー!! ストックチューブにインするやつ! 一時期ありましたね。G&Pからのリリース時はLi-Poが普及する前だから、
専用のバッテリーを2ピン(ラージ)コネクターで入れる仕様だったのでしょうね。ここは速攻でマルイと同じミニコネクターに
変更しました。バッテリーはOPTION No.1の LIPO 900mAh 7.4V(GB-0007V2)がすんなりと入りました。




これです、この写真。往時、私が衝撃を受けた写真。レッグリグなんて一般的じゃなかった時代。ハンドガンを太もものところに
付けてるよ! とビックリ。ホルスター、マグポーチ、フラッシュバンポーチともにEAGLEのSASシリーズでしょうか(にしても、バックルが違うような)。ABAのとは
形が違いますね。EAGLE製品が日本で、ポストホビーで扱われるようになるのは、この数年後の事・・・


osprey elite "panama1989-90"より。マグライトをこんな風に使ってたのですね。
攻撃対象のパナマ国防軍もウッドランドを着用していたので、
彼我の判別の為に白バンドを腕につけています。







そして2013年。ボストン。ボストンマラソンでの爆弾テロ~容疑者逃亡中に、外交保安局のエージェントをとらえた写真。
手前のエージェントと、奥の青ジャケットのエージェント、
共にM635を手にしています。



変わったスリングつけてますね。そもそも銃用のスリングなのか? わかりません。DBTのFAPC2(もしやUTOC?)と思わしきアーマーにモトローラ。



さて、G&Pのエアガンに話を戻します。実射ですが、素直に弾がすぅーっと飛んでいきます。
それよりもなにも、とにかく軽い!! レイルだライトだPEQだと載せるのに慣れてたので、これまた感動ものです。
サイトも懐かしいね、この感覚。ピープサイトだよ! フルメタルボディの質感が素敵です。

嬉しいことずくめですが、一方で作動音が少し怪しい。少しばかり大きいバネのビョーンという音と、かすかにギャギャギャというメカノイズ。
別に壊れたわけでも動かなくなったわけでもないのですが、なんだか気持ちが落ち着きません。

折を見てメカボ周りをいじることとします。  

Posted by ムラカミ at 18:33Comments(0)エアガン