2016年12月04日
(今さらながら)COLT 9mm CARBIN M635
最近、クラシカルな装備に興味が移り気味なムラカミです。
ずっと気になってたModel 635、コルト9mmカービン。G&Pの電動ガン(GP293)を
手に入れました。
M635。かつて、1989年暮れのアメリカのパナマ侵攻の折に、米海兵隊艦隊付保安チームFASTがこの銃を手にしていました。
おそらく世の中に流れた、たった一枚であろう白黒の粗い写真には、ウッドランドを着て、レッグホルスター、レッグマグポーチをつけた
隊員の姿が。
坊主頭の中学生だった私は本屋さんで立ち読み中、雑誌から飛び込んできた姿に大きな衝撃を受けました。あれはたしかコンバット
マガジンだったかな。M635の細いマガジン。レッグギア自体もまだ一般的ではなかった時代。初めて9mmカービンとレッグホルスター
なるものを知った瞬間でした。
その後、アメリカの自治体警察の特殊部隊とか、DEAやUS MARSHALなんかでの使用例を雑誌やニュースなどで目にする事になります。特に90年代のDEAでは
よく見かけました。DEA CLET(麻薬精製所取締チーム 重武装の部隊です)ではハンドガードを長くしてサプレッサーを仕込んだものや、
さらに短くしたものも使用していました。
さて、時は先の話にもどって1990年代初頭。
長物はエアタン全盛の時代。先のパナマの写真からしばらくして、「パナマカービン」と銘打ってJAC(フロントライン)から100丁限定でM635が発売されました。
しかし、中学生の私には買えるはずもなく、指をくわえて見ているほかありません。
その製品は、ちゃんとフォアードアシストノブがなく、カートリフレクターも再現されたもの。¥39800だったかな、通常製品よりも高い設定ながら、
どうやら瞬殺だったようです。
その後、味をしめた(?)JACは廉価版の9mmカービンも出しますが、こちらは既存のM16系に手を加えただけの手抜き造形の品。
フォアードアシストノブがついてる、リフレクターなし。さらにバリ展で14.5inバレルも出してましたが、民間のAR15に9mmキットをコンバージョンしたような姿に
萎えたのを覚えています。そうこうしているうちにJACがエアガンから撤退。マルイの電動ガンが全盛になったのちも9mmカービンが電動ガンとして
出ることもなく、結局、しばらくの間はトイガンのM635に巡り合うことがありませんでした。
さらには実銃の世界もMP5に押されて段々と見かけなくなっていきます。
しかも、ミリタリーの世界(主に特殊部隊)では90年代前半から、LEでは95、6年頃から9mmパワー不足論が
席巻し、特に米国では2001年の9.11以降は決定的にM4に取って代わられ、もはやM635は影の薄い、過去の存在となってしまいます。
00年代にG&P(本体とパーツ)、STAR(マガジンのコンバージョンキット)などが出ますが、そのころには9mmカービンへの
興味も失っていました。
時代は流れて2013年。ボストンテロの際に、応援に駆り出されたとおぼしきDSS(外交保安局)のエージェントがまさかのM635を
手にしていました。そういうのを目にすると欲しくなるもの。そういやG&Pがいつだったか電動ガン出してたな、と思い
探したものの、すでに市場には無く(G&Pがリリースしたのが2004年頃だったかな? すでに結構経っていました)、あのとき買って
おけば・・・の後悔の日々。
それが、ご縁あって手にすることが出来ました。 また再生産したのかな? それとも市場在庫の残り?
とにかく、今さらながらコルト9mmカービンです。
おっさんの心のミッシングパーツ、といった感じです。
レール? ダットサイト? ンなモン知んね。 キャリングハンドル? 取り外せるわけねぇじゃん、何言ってんの!?
・・・的な、漢気あふれるスタイル。リアサイトはA1世代。
カートリフレクターがあり、そのぶんカバーをカット。フォアードアシストノブはありません。マガジンのアダプターを
仕込むため、3か所にピン穴が開いています。この細いマガジン! これぞM635! 美しいじゃありませんか!
マガジンは、少しばかり強く押し込まないと入らない。スレたらスムーズになるかな。
で! で、だ! ポートカバーが閉まらないのでよくよく見たら部品自体が干渉するので、どう頑張っても閉まらない構造になっています。
何で!? どうしたG&P! マルイあたりのカバーを切断したものに変えたら閉まりそうな気もしますが・・・
マガジンはマルイのUZIを模したのでしょうか、コルトのそれとは少し見た目が違いますが、まぁこんなもんでしょう。
マガジンリップから奥にはアダプターが入っています。
実物はガスチューブがなかったはずですが、これはご愛敬の内かと・・・ そのうち抜いちゃいます。
ストックは3段階! そうです、もともとM16系は3段階だったのです。M4に慣れすぎていて忘れてたポイント。軽く感動!
ハイダーはM16A1のバードゲイジ。
で、バッテリーを入れようとしたら、なんと!! バッテリーコードが無い!!!
説明書らしき物も一切無く軽くパニック!! あれ、俺ちゃんと電動ガン買ったよね? ・・・うん、モーター入ってるよ。
で、ハッとして・・・
あー!! ストックチューブにインするやつ! 一時期ありましたね。G&Pからのリリース時はLi-Poが普及する前だから、
専用のバッテリーを2ピン(ラージ)コネクターで入れる仕様だったのでしょうね。ここは速攻でマルイと同じミニコネクターに
変更しました。バッテリーはOPTION No.1の LIPO 900mAh 7.4V(GB-0007V2)がすんなりと入りました。
これです、この写真。往時、私が衝撃を受けた写真。レッグリグなんて一般的じゃなかった時代。ハンドガンを太もものところに
付けてるよ! とビックリ。ホルスター、マグポーチ、フラッシュバンポーチともにEAGLEのSASシリーズでしょうか(にしても、バックルが違うような)。ABAのとは
形が違いますね。EAGLE製品が日本で、ポストホビーで扱われるようになるのは、この数年後の事・・・
osprey elite "panama1989-90"より。マグライトをこんな風に使ってたのですね。
攻撃対象のパナマ国防軍もウッドランドを着用していたので、
彼我の判別の為に白バンドを腕につけています。
そして2013年。ボストン。ボストンマラソンでの爆弾テロ~容疑者逃亡中に、外交保安局のエージェントをとらえた写真。
手前のエージェントと、奥の青ジャケットのエージェント、
共にM635を手にしています。
変わったスリングつけてますね。そもそも銃用のスリングなのか? わかりません。DBTのFAPC2(もしやUTOC?)と思わしきアーマーにモトローラ。
さて、G&Pのエアガンに話を戻します。実射ですが、素直に弾がすぅーっと飛んでいきます。
それよりもなにも、とにかく軽い!! レイルだライトだPEQだと載せるのに慣れてたので、これまた感動ものです。
サイトも懐かしいね、この感覚。ピープサイトだよ! フルメタルボディの質感が素敵です。
嬉しいことずくめですが、一方で作動音が少し怪しい。少しばかり大きいバネのビョーンという音と、かすかにギャギャギャというメカノイズ。
別に壊れたわけでも動かなくなったわけでもないのですが、なんだか気持ちが落ち着きません。
折を見てメカボ周りをいじることとします。
ずっと気になってたModel 635、コルト9mmカービン。G&Pの電動ガン(GP293)を
手に入れました。
M635。かつて、1989年暮れのアメリカのパナマ侵攻の折に、米海兵隊艦隊付保安チームFASTがこの銃を手にしていました。
おそらく世の中に流れた、たった一枚であろう白黒の粗い写真には、ウッドランドを着て、レッグホルスター、レッグマグポーチをつけた
隊員の姿が。
坊主頭の中学生だった私は本屋さんで立ち読み中、雑誌から飛び込んできた姿に大きな衝撃を受けました。あれはたしかコンバット
マガジンだったかな。M635の細いマガジン。レッグギア自体もまだ一般的ではなかった時代。初めて9mmカービンとレッグホルスター
なるものを知った瞬間でした。
その後、アメリカの自治体警察の特殊部隊とか、DEAやUS MARSHALなんかでの使用例を雑誌やニュースなどで目にする事になります。特に90年代のDEAでは
よく見かけました。DEA CLET(麻薬精製所取締チーム 重武装の部隊です)ではハンドガードを長くしてサプレッサーを仕込んだものや、
さらに短くしたものも使用していました。
さて、時は先の話にもどって1990年代初頭。
長物はエアタン全盛の時代。先のパナマの写真からしばらくして、「パナマカービン」と銘打ってJAC(フロントライン)から100丁限定でM635が発売されました。
しかし、中学生の私には買えるはずもなく、指をくわえて見ているほかありません。
その製品は、ちゃんとフォアードアシストノブがなく、カートリフレクターも再現されたもの。¥39800だったかな、通常製品よりも高い設定ながら、
どうやら瞬殺だったようです。
その後、味をしめた(?)JACは廉価版の9mmカービンも出しますが、こちらは既存のM16系に手を加えただけの手抜き造形の品。
フォアードアシストノブがついてる、リフレクターなし。さらにバリ展で14.5inバレルも出してましたが、民間のAR15に9mmキットをコンバージョンしたような姿に
萎えたのを覚えています。そうこうしているうちにJACがエアガンから撤退。マルイの電動ガンが全盛になったのちも9mmカービンが電動ガンとして
出ることもなく、結局、しばらくの間はトイガンのM635に巡り合うことがありませんでした。
さらには実銃の世界もMP5に押されて段々と見かけなくなっていきます。
しかも、ミリタリーの世界(主に特殊部隊)では90年代前半から、LEでは95、6年頃から9mmパワー不足論が
席巻し、特に米国では2001年の9.11以降は決定的にM4に取って代わられ、もはやM635は影の薄い、過去の存在となってしまいます。
00年代にG&P(本体とパーツ)、STAR(マガジンのコンバージョンキット)などが出ますが、そのころには9mmカービンへの
興味も失っていました。
時代は流れて2013年。ボストンテロの際に、応援に駆り出されたとおぼしきDSS(外交保安局)のエージェントがまさかのM635を
手にしていました。そういうのを目にすると欲しくなるもの。そういやG&Pがいつだったか電動ガン出してたな、と思い
探したものの、すでに市場には無く(G&Pがリリースしたのが2004年頃だったかな? すでに結構経っていました)、あのとき買って
おけば・・・の後悔の日々。
それが、ご縁あって手にすることが出来ました。 また再生産したのかな? それとも市場在庫の残り?
とにかく、今さらながらコルト9mmカービンです。
おっさんの心のミッシングパーツ、といった感じです。
レール? ダットサイト? ンなモン知んね。 キャリングハンドル? 取り外せるわけねぇじゃん、何言ってんの!?
・・・的な、漢気あふれるスタイル。リアサイトはA1世代。
カートリフレクターがあり、そのぶんカバーをカット。フォアードアシストノブはありません。マガジンのアダプターを
仕込むため、3か所にピン穴が開いています。この細いマガジン! これぞM635! 美しいじゃありませんか!
マガジンは、少しばかり強く押し込まないと入らない。スレたらスムーズになるかな。
で! で、だ! ポートカバーが閉まらないのでよくよく見たら部品自体が干渉するので、どう頑張っても閉まらない構造になっています。
何で!? どうしたG&P! マルイあたりのカバーを切断したものに変えたら閉まりそうな気もしますが・・・
マガジンはマルイのUZIを模したのでしょうか、コルトのそれとは少し見た目が違いますが、まぁこんなもんでしょう。
マガジンリップから奥にはアダプターが入っています。
実物はガスチューブがなかったはずですが、これはご愛敬の内かと・・・ そのうち抜いちゃいます。
ストックは3段階! そうです、もともとM16系は3段階だったのです。M4に慣れすぎていて忘れてたポイント。軽く感動!
ハイダーはM16A1のバードゲイジ。
で、バッテリーを入れようとしたら、なんと!! バッテリーコードが無い!!!
説明書らしき物も一切無く軽くパニック!! あれ、俺ちゃんと電動ガン買ったよね? ・・・うん、モーター入ってるよ。
で、ハッとして・・・
あー!! ストックチューブにインするやつ! 一時期ありましたね。G&Pからのリリース時はLi-Poが普及する前だから、
専用のバッテリーを2ピン(ラージ)コネクターで入れる仕様だったのでしょうね。ここは速攻でマルイと同じミニコネクターに
変更しました。バッテリーはOPTION No.1の LIPO 900mAh 7.4V(GB-0007V2)がすんなりと入りました。
これです、この写真。往時、私が衝撃を受けた写真。レッグリグなんて一般的じゃなかった時代。ハンドガンを太もものところに
付けてるよ! とビックリ。ホルスター、マグポーチ、フラッシュバンポーチともにEAGLEのSASシリーズでしょうか(にしても、バックルが違うような)。ABAのとは
形が違いますね。EAGLE製品が日本で、ポストホビーで扱われるようになるのは、この数年後の事・・・
osprey elite "panama1989-90"より。マグライトをこんな風に使ってたのですね。
攻撃対象のパナマ国防軍もウッドランドを着用していたので、
彼我の判別の為に白バンドを腕につけています。
そして2013年。ボストン。ボストンマラソンでの爆弾テロ~容疑者逃亡中に、外交保安局のエージェントをとらえた写真。
手前のエージェントと、奥の青ジャケットのエージェント、
共にM635を手にしています。
変わったスリングつけてますね。そもそも銃用のスリングなのか? わかりません。DBTのFAPC2(もしやUTOC?)と思わしきアーマーにモトローラ。
さて、G&Pのエアガンに話を戻します。実射ですが、素直に弾がすぅーっと飛んでいきます。
それよりもなにも、とにかく軽い!! レイルだライトだPEQだと載せるのに慣れてたので、これまた感動ものです。
サイトも懐かしいね、この感覚。ピープサイトだよ! フルメタルボディの質感が素敵です。
嬉しいことずくめですが、一方で作動音が少し怪しい。少しばかり大きいバネのビョーンという音と、かすかにギャギャギャというメカノイズ。
別に壊れたわけでも動かなくなったわけでもないのですが、なんだか気持ちが落ち着きません。
折を見てメカボ周りをいじることとします。
Posted by ムラカミ at 18:33│Comments(0)
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