2013年02月09日
「The Raid」観ました

(淀川長治声で)
はい、今日ご紹介する映画は「The Raid」いう映画ですよ。
レイド、何じゃろね?
レイドは急襲、警察の手入れ、いう意味ですよ。
ジャカルタの奥地にそびえる、悪人たちがいっぱいいる巣窟に、
警察の特殊部隊が、まぁたった20人で殴りこみをかけますよ。
それを、ナタを持った悪いやつらが手ぐすね引いて、
わんさと襲いかかりますよ。
怖いですねー、恐ろしいですねー。
さぁ、主人公たちはどうなっちゃうんでしょうね、
The Raid、じっくりと御覧下さいね。


面白い映画をTSUTAYAから借りてきました。
いろいろといい評判を聞いていたので楽しみでした。
もしやグロいのかな?と思ってましたが、それほど強烈に残酷な描写は無く、最後まで楽しめました。
音楽はリンキンパークのマイクシノダと、プチ豪華でもあります。
冒頭、何の説明もなしに殴りこみに向かうSWATの小隊。
たった1台の輸送車で、まるでこれからの事を予想しているかのごとく、全員不安そうな表情。
ジャカルタの奥深く。要塞と化した、薄汚れた30階建てのマンションに麻薬王がいて、
住民は麻薬売人やジャンキーその他の悪そうな方々。そこへSWATが逮捕に向かいます。

20人程度のSWATが突入すると、不気味な静けさ。
とりあえずガサを始めていると、麻薬王から突然の館内放送。
「住民の皆さん、招かざるお客様がやってまいりました。皆さんで盛大におもてなしをしてあげましょう・・・」
以降、堰を切った様に襲い掛かってくる悪人達。倒しても倒しても次々と。応援も来ない、外界から隔離された
要塞の中で繰り広げられる肉弾戦。囲まれて退却もできず、
あとは要塞を上へ上へと進んで麻薬王を捕らえるしかないというスパルタンX状態。
住民の皆様は集団AKに始まりKAC PDW、スナイパー、ナイフ、ナタ、S&W M327、あとは棒やら椅子やら。
そしてみんな素手でも強いこと!

あさま山荘

上の写真、フジロックでDJがコールアンドレスポンスでもしているかのようにも見えますが、悪そうな住民の方が
主人公を誠心誠意ナタで襲っている光景です。
この主人公がこれまた強い。もう、速い事ったら。トンファバトンとナイフを併用した戦い方とか圧巻です。
SWATはHK416を持っています。マルイがモデル化した416Dではなく、
チョイ前のモデル(かつてVFCが出してたヤツ)なのが、またいい味出しています。


バリバリ撃って、マガジンをどんどん変えて、また撃って。
まぁ、そのうちHK416どころではなくなってくるんですがね・・・。

麻薬王は「刑事物語 りんごの唄」の頃の武田鉄矢を何となく思い起こさせる、彫の深い顔立ち。
てか、年末の笑ってはいけない板尾創路っぽくもありますが・・・。
マンション内の死闘を、上階の部屋でモニター越しに冷静に眺めていて不気味です。

アースウインドアンドファイアー

ニュージャックシティ

殴り殴られ殴られ殴り、
オレがお前でお前がオレで

その麻薬王の腹心は、ほんのりと松山ケンイチ似で、その着衣とあいまって、微妙に「デスノート」のエルっぽくもあります。
この松ケン君(実は言うほど似てないが・・・)が、実は主人公と因縁があり・・・
なぜ、20人のSWATで攻め入ることになったのか。
なぜ、応援は来ないのか。
一体、松ケン君は何者なのか。
そして無事に要塞から出ることができるのか。
オレ映画殿堂にはいる作品です、おススメします!!
そんで、ハリウッドで残念なリメイクとかされない事を切に願います。
Posted by ムラカミ at 21:23│Comments(0)
│映画とか漫画とか